ウクレレコード尺『WAOON!』について

ローリングココナッツ#52のウクレシュランのコーナーで
紹介されました「ウクレレる管理人」の私が考案した
ウクレレコード尺『WAOON!』ですが、なんとも風変わりな
ネーミングでしょ?

 

勝誠二さんも「気に入った!」とおっしゃってくださいましたが
コード尺の尺とは、wikipediaによると「尺貫法の長さの基準と
なる単位であり、転じて物の長さのことや物差しのことも「尺」
と呼ぶようになった」ということで、コードの物差しという
意味合いでネーミングしました。

 

『WAOON!』は、その名の通り『和音』から取りました。

 

『WAOON!』が完成したのは、3〜4年くらい前だったと思います。
分厚いコードブックを持ち歩かなくても、コンパクトでコードを
パッパッと導きだせるグッズはないだろうか?

 

ということで、ネットで色々と検索してみまたのですが、
コレと言ったものがなかったんですよね。

 

パソコンや携帯、スマートフォンで使えるソフト・・・というのも
考えられるのですが、僕的には絶対にアナログな方がいいです。

 

そんなにアナログな人間だとは思いませんが、筆記具は紙とペンが
いいし、メールよりも手紙の方が好きな男ではあります。

 

そこで、自分で作ってみよう・・・とやってみたのが『WAOON!』の
原形です。

プロトタイプの『WAOON!』完成

僕は仕事でCADを使いますので、簡単な設計なら出来ます。
またプラスチック関連の仕事ですので、材料も手に入りますし
加工に関しても「腕に覚えあり」です!

 

そこで作ったのがこれ。
プロトタイプと呼んでいます。

 

WAOON!プロトタイプ1

 

5種類の指型のカードを挿入して、指板をスライドさせるものでした。
これも、まぁまぁ使えるんですが、かさ張るし携帯に不便なんですよね。
コンパクト・・・と言う意味合いでNGでした。

 

WAOON!プロトタイプ2

 

まぁ「ウクレレコード尺」って名前には合ってるのかなと思いますが・・

 

しかし、このカードかっこいいでしょ?

 

WAOON!カード

ディスクWAOON!誕生

プロトタイプのネックであった携帯性の悪さと使い勝手を
改善したのが、ローリングココナッツに掲載いただいた
ウクレレコード尺「WAOON!」です。
正式には、「ディスクWAOON!」と呼んでいるのですが・・・

 

本来真っ直ぐなウクレレの指板を円形にすることで、
CDとCDケースを利用することができ、コンパクトで携帯性が
良く、見た目もオシャレな形にすることができました。

 

ディスクWAOON!

 

円盤の上に描かれた5種類の指型を回転させるだけで、
コード・押さえた弦の音、ルート・3度・5度が全て一目で
確認できます。

 

あえて円盤には不透明な部分をつくりませんでした。
押さえた指の近くにある音がわかるようにするためです。

 

現状、メジャーコード用のディスクのみですが、
3度を♭させればマイナーになりますし、7度の音を
加えればセブンスにもなります。

 

コードの理屈を覚えるのに、WAOON!は有効なグッズだと
思いますね。手前味噌ではありますが・・・・

 

ディスクをクルクル回しながら、その都度確認することで
コードブックの指型を見て弾くだけでは絶対にわからない
コードの成り立ちが自然に理解できるはずです。

WAOON!今後の課題

現在は、自分専用として使っていますが商品化も視野には入れています。

 

商品化する前提で考えれば、勝誠二さんもおっしゃった様にマイナー
フォームやセブンスフォーム、ペンタトニックスケール等の取替用の
ディスクがあってもいいかもしれません。

 

僕としては、メジャーフォームのディスクで自分なりに「あーでもない
こーでもない!」とやった方が勉強になると思うのですが、たぶん
そのような要望は出てくるでしょうからね。

 

ディスクは透明カラーにしたかったのですが予算の都合で試作品は
黒一色になっています。

 

実用的には全く問題有りませんが、味気ないですよね。

 

ローリングココナッツに掲載された「ディスクWAOON!」は、
私がCADで作ったデザインを知合いの銘板屋さんで、熱転写印刷という
方法で製作してもらったものです。

 

少量でしたので、けっこうコストがかかりました。
量産を考えた時、ディスクとその下の指板の印刷方法について検討が
必要ですね。

 

私個人で、数百個単位の量産を考えたことがありますが、コストが
あまり落ちないことと、透明なCDが入手できないことで挫折しました。

 

CDケースは、何とか100円ショップなどで仕入れることも可能なのですが、
透明のCDだけは、どうしても入手できませんでした。

 

試作品は、CD-Rの金属部分をガムテープで剥ぎとって作りました。
20枚入りくらいのCD-Rを買った時に上下に入れてある透明のディスクを
使う手もありますね。

 

少量であれば、そんな方法もあるのですが量産となると致命的です。

 

しかし、考え方を変えれば円形の指型シールと、指板シールのみで
販売することも可能ですよね。

 

購入者の方にCDケースと、CD-Rを準備していただいて、説明書通りに
作ってゆく・・みたいな。

 

プランは色いろあるのですが、肝心な「需要」があるのかどうか・・・
これって一番重要なことですよね!

 

WAOON!はウクレレだけではなくギター用もつくれますし、極論「コー
ドが弾ける弦楽器」であれば全て対応できるはずです。

ローリング・ココナッツに掲載いただいた経緯

「WAOON!今後の課題」でも書きました通り、「需要」という点で
誰に聞くのが、一番確実なのか・・・と考えた時に頭に浮かんだのが
ローリング・ココナッツの津和野編集長でした。

 

ウクレレの業界に精通されている津和野さんに意見が伺えれば・・・
そう思って、小心者の僕は勇気をふり絞って津和野さんにメールしました。

 

訳も分からない人間から突然メールが送られてくるわけですから
スルーされてもしかたないよな・・なんて思っていたのですが
「よかったら送ってください」と、すぐに返信が届きました。

 

早速、開発の経緯や説明の文章をワードで作成して試作品と一緒に
津和野さんに送りました。

 

翌々日くらいですか、津和野さんより荷物が届いた旨メールが届いたのは・・
確か、デジタル版のローリングココナッツの編集でドタバタされていて
落ち着いてから感想を連絡します・・・とのことでした。

 

津和野さんがお忙しいのは重々承知。
でも、待つ身というものは一日千秋。
2週間ほど待ちましたが、連絡がなかったので「ひょっとして忘れられたのでは?」と
下衆の勘ぐりとでも云いましょうか、デートの約束をした恋人と音信不通に
なった時のような思いに駆られ、失礼だとは思いつつ督促のメールを送ってしまったのです。

 

津和野さんからは、すぐに返信が届きました。
この迅速さは本当に頭が下がります。
「さすが」と言うしかありません。

 

文面を見ると、かなりお忙しい御様子。
「しまった!」と後悔しましたが、返信のメールには思いもよらぬ
ことが書いてあり一瞬我が目を疑いました。

 

津和野さんのメールには、ウクレシュランのコーナーで紹介してもいいですか?
と書いてあったのです。

 

勝誠二さんから、WAOON!についてのコメントをいただけるってことでした。
僕は、ただ単に津和野さんにWAOON!を見せて評価をいただこうと思っていただけ
でしたが、ローリング・ココナッツに載せていただけることになったのです。

 

もちろん、二つ返事で「よろしくお願いします!」ですよ。

 

数日して、津和野さんからメールが届きました。
そのメールには、勝誠二さんのWAOON!に対するコメントが入っていました。
そのコメントに対してコメントを書いて数日中に返信して欲しい・・との旨でした。

 

ツイッターの文字数よりチョッと多いくらいの200文字程度のコメントを
書くのに久しぶりに頭から湯気が出るほど考えましたね。

 

最終的には、600文字くらいの文章を書いて不要な部分をそぎ落としたのが
あの文章です。悩んだ割には、あの文章です(笑)

 

いい経験でしたよ。
僕なんかが紙面に載ろうと思ったら、よほど悪いことでもしない限り無理ですからね。

 

ローリング・ココナッツに載せていただいたことで、どの様な反応があるのか
楽しみにしています。

 

ローリング・ココナッツの津和野編集長には、本当に感謝しています。
まさか、ウクレシュランで紹介いただけるとは夢にも思っていませんでした。

 

ちなみに、載せていただいたのはウクレシュランの第4回目。
「4」という数字は、不吉だともいわれますが僕にとってはラッキー・ナンバーのようです。

 

詳細は省きますが、僕は「4」という数字に縁が深いんですよ。
チョッとした偶然に驚いています。

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